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4th July,2011: Summer School Day.1(Tate)

11/23/2013

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一緒に学ぶのは錚々たるメンバーでしたが、実は先生もすごかった。
今回の現代アートコースを担当してくださったのは2人。

一人はMs. Lizzie Perrotte。
University College,London出身。
Christie's Educationの近現代担当の先生なんだけど、前職がエリートとしか言えない。
London National Gallery主任学芸員からのTateからのInstitute of Contemporary Artの教授会トップからのCE。
日本で言えば、芸大出て、国立西洋美術館の主任学芸員やって、東博移って、ついでに多摩美で教えて・・・
すごさ通り越して怖い。


もう一人はMr. John Slyce。
まあこちらもすごかった。
フロリダ大出てその後も3つの大学で学位取得、Gillian Wearingの論文やら書いたかと思いきや、まだ評価が定まらないYoung British Artistを擁する論文をばんばん専門誌にぶっ込んでる、有名人。
後日あちこちアーティストさん訪問したんだけどね、みんなが一様にペコペコしてたよ・・・


まあ、こんなすごい人に教わってたなんて知ったのだいぶ後だけどね・・・
LizzieがNational Galleryのチーフ・キュレーターだったのは知ってたけどさあ・・・



さて、Christie's Educationでドリンクと軽食片手に自己紹介をした後、いきなりフィールドワークへ。


やって来ましたTate Britain(テート・ブリテン)。
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ここでは、実際にいろいろな作品を見つつ、現代アートの特性・主張内容についてのレクチャーを受ける。
さすがLizzieの庭、スイスイあちこち動いて、そんなとこ入っていいの?レベルのとこまでいきました。


はっとさせられたのは、現代アートって言った時に、新しく出てきた表現の他に、今までのものを踏まえた上での継承、というスタイルがあるのも忘れちゃいけないってところ。
当たり前の事なんだけど、お勉強で学ぶ現代アートの文脈から外れたものがある事に改めて気づかされた。



そこから水上バスでTate Modern(テート・モダン)へ移動。
Picture
まず昼ご飯食す。
最上階のレストラン。見晴らし良すぎるくらい。
ここでなんと、2時間の食事。
すごく美味しかったけど、あのボリュームのコースを2時間は死ぬ。
普通かわいらしい量で出てくるフレンチですら腹一杯になるのに、、、
そりゃあそんな体格にもなりますよね欧米人。

まあ何よりも上流階級は食事なんてさておいて、会話を楽しむ意味合いが大きいんだなあ、と改めて実感。
庶民には解せぬが楽しかった。
ここでロシア人のディーラーさんと仲良くなる。4つ年上のお姉さん。
ロシアのアートシーンのお話は興味深い。
モスクワ行きたくなった。



長過ぎる昼食後に講義再開。
とにかく量を見た。
Picture
ここで私が気に入ったのがスゥ・ドーホー作品。
チュール素材で建物等の構造を作り直す人。
ディテールまでそのままだけど、透明な素材を使っていることで、どことなく不思議な印象に。
ここで展示を見てから2年経った近頃、日本の有力メディアでも特集が組まれるようになってきた。
それを考えるとTateのマーケットを作る意味合いでの宣伝力には脱帽する。


5時頃に本日の授業は終了。
現地解散したので他のコレクションも見てきた。



私の好きなシュルレアリスム以降のコレクションが豊富過ぎて泣く。
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デュシャン《大ガラス》
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キリコもある。
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リキテンスタイン
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ヴォイスまである。
こういう日本に来たら企画展のメインになるような名作が、ありすぎて埋没している図を初めて見た。

そしてこういうのを写真撮らせてくれる太っ腹さに感嘆を禁じ得ない。
あと、スケッチする人、寝転んでずっと見てる人もいる。
誰もそれを咎めない。
むしろ座って長時間鑑賞する用に折りたたみ椅子まで貸し出してる。
これが本来親しまれるべき美術館の姿なんだと思う。

だから日本もはよ、



Tate Modernを出て母と合流。
テムズ川沿いを歩く。
Picture
移動遊園地みたいなメリーゴーランドがあったり。
Picture
結局Westminsterまで歩く。
久しぶりのBig Ben。
夕空に映えるLondonの日。

ふとしたときに見上げる空が綺麗なんだよね。


Underground乗ってSouth Kenまで移動したら、Waitroseで夕飯の材料調達。


ああ、Londonで生活しているなあ、と実感した日。
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    Author: Mono

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